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ジャーン・イーン

張瑩

香港中楽団琵琶首席奏者。2004年に楽団に参加、2013年に代理首席奏者、2016年から首席奏者を務める。そのほかに、香港演芸学院修士課程指導教員、香港大学・香港演芸学院・香港バプティスト大学、香港中文大学、香港教育大学で教鞭を執る。趙芸囡、李桂香、呉俊生、任宏、楊靖教授に師事し、中国音楽学院修士学位を取得。2004年、「龍音杯」国際民族器楽コンクールにおいて琵琶青年プロフェッショナルの部で一等賞を獲得。2002年、文化部*主催「中国第一回民族器楽コンクール」琵琶青年プロフェッショナルの部で銀賞を獲得。


最近の公演活動には、2021年5月の香港中楽団「花木蘭(ムーラン)と穆桂英」コンサートにおいて琵琶協奏曲「花木蘭」を演奏し、2020年初めには香港中楽団のヨーロッパ巡回公演に随行して、スイス、ドイツ、ベルギー、オーストリア、ハンガリーにおいて琵琶獨奏で楽団と共演した「覇王卸甲」は広く好評を得た。また、ソロ・コンサートも数多く開催しており、2019年に香港大会堂(シティー・ホール)で「厳翠珠と張瑩『花月』-ピアノと琵琶コンサート」を開催、2016年には招きに応じて香港テレビ第四チャンネル駐台湾演奏家となり、インタビューおよび現場実況中継番組に出演。同年5月、広州星海音楽ホールの招きに応じ、「音楽養心─中国の節気:小満」琵琶特別公演会を開催した。


これまでにリリースしたアルバムに、「瑩風飛舞」、「張瑩修士卒業コンサート」DVDがあり、新聞紙上で「張瑩氏の琵琶演奏はしっかりした基礎に裏付けられた実力があり、安定感の中にも繊細な情感が感じられる。めりはりの効いた表現力は群を抜いて素晴らしい」と評された。また、海外でも、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、カナダ、ロシア、韓国、ノルウェー、ドイツ、チェコなど多くの国と地域で演奏活動を行っている。


*文化部は日本の文化庁に相当。